愛犬に辛い思いや怖い思いをさせない方法

愛犬のことを大切に大切にしているあなた。かわいいワンちゃんの写真を撮るのは楽しいですよね。あなたはワンちゃんが、今日何色のおしっこをしたか知っていますか? 昨日どれくらいお水を飲んだか知っていますか? 先週と同じ毛並みに見えますか? あなたはワンちゃんからのメッセージを受け取っていますか?

3年前に私は癌と診断されました。私は健康診断で行う血液検査の注射にさえ震え上がる怖がりなので、検査も手術もそれはそれは辛かったのです。私は手術台で誓いました。「もうギズモ(愛犬)にこんな思いをさせる、病院には連れて行かない」

思い返せばギズモ(愛犬)は病院に近づくだけで、いつも震えていました。病院の診察台では、なんとか逃げられないかと暴れます。治療のためだと認識している私でさえ震えあがるのに、そのことを理解していない犬たちにとって、診察は拷問となんら変わりがないでしょう。私は自分自身が体験するまで、犬たちが感じるその怖い思いを、きちんと理解することが出来ていなかったのです。ましてや、信頼している飼い主さんに、そんな酷いところに連れてこられるだなんて、気持ちが混乱し我を見失うでしょう。

「病院に行かない」というのは極論で、もちろんギズモ(愛犬)も私も病院にはお世話になっているし、これからもお世話になるでしょう。ただ、付き合い方が変わりました。何か「こと」が起これば、病院にお世話になります。しかし何か「こと」が起こる前に、私たち飼い主が「未病」の段階で小さな変化に気づき、配慮するのです。それは、ごはんに対するテンションの違いであったり、尿の色や便の形であったり、目の輝きであったり。飼い主にしかわからない、犬たちからのメッセージに気づいてあげましょう。「昨日まで健康だったけど、今日から心臓病になりました」なんてことはないのです。必ずそうなる前には原因があり、早い段階で犬たちは飼い主にメッセージを送っているはずです。そして、「こと」が起こり病院で対処をしてもらったとしても、その原因を取り除かないと、同じ病気を繰り返すことになるでしょう。私は手術で癌を切除しました。これは転移する腫瘍を切除するという「対処療法」であり、「根治療」と呼ぶものとは少し違うような気がします。それは犬たちも同じです。病院で対処してもらった後は、そうなった原因を飼い主が排除し、「根治療」を目指し飼い主にしか出来ない手当てをする必要があります。

私は、飼い主さんがワンちゃんの未病に気づき、飼い主さんにしか出来ない、ワンちゃんに対する手当てをするお手伝いをしたいのです。そして、すべてのワンちゃんが、健やかにその命を輝かせることが出来るようにと、心から願っています。私が提案するご飯はただの手作りご飯ではありません。ワンちゃんそれぞれの状態にあわせて処方する、未病をケアするためのご飯なのです。食いしん坊のワンちゃんにとって、「美味しいご飯を食べること」がケアになるのであれば、大喜びでそれに協力してくれるでしょう。ギズモ(愛犬)は下痢(IBD)とてんかん発作があり、5年間苦しみましたがご飯を変えただけで、嘘のように改善されました。今ギズモ(愛犬)が大喜びでガツガツとご飯を食べる姿をみるのが幸せです。繰り返しになりますが、「未病」に気づき、「未病」の段階でケアすることは、飼い主さんにしか出来ません。あなたはワンちゃんからのメッセージを受け止めていますか?そのメッセージにこたえ、体調にあったご飯を与えることが、愛犬を辛さや怖さから守る方法なのです。ぜひ私にそのお手伝いをさせて下さい。

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